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今からできる自然災害への対処法

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自然災害はいつどこで起こるかわかりません。特に障がいのある方にとっては、災害時の避難や対応がより困難になる可能性があります。本記事では、台風、地震、津波などの災害種別ごとに、今からできる具体的な対策を紹介します。準備を整えて、いざという時に備えましょう。

概要

1.災害種別ごとの対策
2.コミュニティとの連携
3.災害に備えての事前準備
4.障がいのある方が特に準備すべき物品
5.避難生活で必要になる物品
6.追加の備え

1. 災害種別ごとの対策

1. 台風への対策

台風は大雨や強風による被害をもたらします。特に障がいのある方は、避難時に物理的な障壁や時間的な制約があるため、早めの準備が必要です。

事前準備

避難場所の確認: 最寄りの避難所がバリアフリー対応かどうかを事前に確認しておきましょう。車椅子利用者の場合、段差のないルートやエレベーターの有無を確認しておくことが重要です。

非常持ち出し袋の準備: 車椅子や補助具、医療機器が必要な方は、それらを含めた非常持ち出し袋を準備しましょう。電源が必要な機器の場合は、予備バッテリーも忘れずに。

家族や支援者との連絡方法: 緊急時にすぐ連絡が取れるように、家族や支援者と連絡方法を確認しておきましょう。特に視覚や聴覚に障がいがある場合、連絡手段が途絶えると危険です。

災害時の行動

早めの避難: 台風が接近する前に、避難を開始するのが理想的です。身体的な制約がある方は、早めの避難が生命を守る鍵となります。

避難所での配慮: 障がいのある方が避難所で快適に過ごせるよう、必要な物品(マットレス、クッションなど)を持参しましょう。

避難所で、車椅子に乗っている方が先生に見てもらっている画像

2. 地震への対策

地震は予測が難しく、瞬時に大きな被害をもたらすことがあります。特に建物の中での地震では、身を守るための対応が重要です。

事前準備

家具の固定: 地震時に家具が倒れてこないよう、しっかりと固定しておきましょう。特に大きなタンスや本棚は要注意です。視覚障がい者の場合、家具の配置変更は最小限にして、記憶している安全な移動ルートを確保しましょう。

避難経路の確認: エレベーターは地震時に使えないため、階段を利用できるようにしておきましょう。車椅子利用者の場合、1階や2階など、地震発生時に迅速に避難できる場所に移動しておくのが望ましいです。

非常用通信手段の準備: 災害時には、携帯電話が通じないこともあります。予備の充電器やバッテリー、災害時専用の通信手段(防災無線や非常用メッセージ機能など)を用意しましょう。

災害時の行動

身を守る: 地震が発生したら、すぐにテーブルの下などに身を隠し、頭部を守るようにしましょう。動けない場合でも、クッションや毛布で頭部を保護し、物が落ちてこないようにしましょう。

避難の判断: 地震後の余震や建物の安全性を確認し、必要であれば避難を開始します。自力での避難が困難な場合は、周囲に助けを求める準備をしておきましょう。

3. 津波への対策

津波は地震後に発生することが多く、沿岸地域に住む人々にとって大きな脅威となります。

事前準備

避難場所の確認: 高台や内陸部の避難場所を確認し、避難ルートを把握しておきましょう。視覚や聴覚に障がいがある方は、ルートを一度実際に確認しておくと安心です。

地域の防災訓練に参加: 地域で実施される防災訓練に参加し、避難の手順やサポート体制を確認しておくと良いでしょう。車椅子利用者がいる場合、その人に合わせた訓練が実施されているか確認します。

災害時の行動

迅速な避難: 津波警報が発令されたら、すぐに避難を開始します。高齢者や障がいのある方は、避難に時間がかかるため、早めの行動が必須です。津波は繰り返し襲ってくることがあるため、警報解除まで避難を続けます。

避難所での過ごし方: 避難先でも、障がいに応じたサポートが受けられるよう、事前に相談しておくと安心です。避難所が混雑している場合でも、車椅子スペースや聴覚障がい者用の案内が整備されていることを確認しましょう。

2. コミュニティとの連携

地域の助け合い: 災害時には地域のコミュニティとの連携が重要です。日頃から近隣住民や自治体とコミュニケーションを取り、助け合いの体制を整えておきましょう。特に、一人暮らしの方や高齢者のサポート体制を確認しておくことが必要です。

この記事を参考に、今からできる準備を進め、自然災害への対策を万全にしておきましょう。障がいのある方にとって、災害時の対応は特に重要です。早めの準備と正確な情報共有が命を守る鍵となります。

3. 災害に備えての事前準備

家で災害ようの準備物を相談している画像
飲料水1人あたり1日3リットル、最低3日分を準備(72時間分)
非常食缶詰、乾パン、レトルト食品、エネルギーバーなど、長期間保存できるものを準備
携帯電話と予備バッテリー充電用ケーブルも含め、常に充電可能な状態にしておく
救急セット消毒液、包帯、絆創膏、ハサミ、ピンセット、医療用テープなどを含む
ラジオ災害時に情報を得るための手動または電池式ラジオ
防寒具毛布、アルミシート、雨具、防寒着など
懐中電灯と予備電池小型で明るいものを選ぶ
現金小銭も含め、ある程度の現金を準備
保険証、身分証明書のコピー紛失に備えて複製を作り、防水加工して保管

4. 障がいのある方が特に準備すべき物品

補助具や医療機器車椅子、杖、義足、人工呼吸器など、必要な補助具を準備し、予備の部品やバッテリーも用意しておく
常備薬と処方箋のコピー7日分の薬と、緊急時に薬を再度入手できるよう処方箋のコピーを保管
予備バッテリー:電動車椅子や医療機器の予備バッテリーを用意し、常に充電しておく
筆談具やコミュニケーション支援ツール手話通訳アプリ、点字板、筆談用ノートとペンなど、情報共有に必要な道具を用意
ヘルプマークや障がいを示すカード災害時に他者の助けを得やすくするために、目立つ場所に付けられるよう準備
ストレス軽減のためのアイテム日常的に使用しているストレス解消グッズやリラクゼーショングッズ(例: クッション、ぬいぐるみ、本など)
緊急連絡先リスト家族、介助者、医師、近隣住民の連絡先を一覧にして携帯

5. 避難生活で必要になる物品

ポータブルトイレ避難所でのトイレの利用が困難な場合に備えて、小型のポータブルトイレを用意
衛生用品ウェットティッシュ、マスク、消毒用アルコール、手袋などの衛生用品を十分に準備
車椅子用スロープ一時的な段差を解消するための折りたたみ式スロープ
エアマットレスやエアクッション避難所で長時間座る・寝る際に使える快適な寝具

6. 追加の備え

地域の災害情報最寄りの避難所やバリアフリー対応の避難場所の情報を地図とともに準備
防災アプリのインストール緊急速報や災害情報を提供するアプリをスマートフォンにインストールしておく
周囲への情報共有障がいの種類や必要な支援内容を書いたメモを、家族や支援者と共有しておく
まさと
まさと
アラフィフAIクリエイター(ITエンジニア含む)
Profile
エンジニアであり元IT講師のまさとです。このサイトの管理(キャリアアドバイザー)をしています。

私事ですが、歩行が困難になりましたが、障がいを抱えてから在宅で仕事を続けています。いろいろ、挑戦と失敗を繰り返している最中ですが、この体験を公開し、皆様と情報交換を通じて、技術の向上や新しい方向性を見つけるきっかけとなれば幸いです。

このサイトは、障がいがある方々がAIとITを活用して自立し、キャリアを築くための実践的な情報を提供する場であり、企業向けのアクセシビリティガイドも展開しています。
皆様とともに知識や経験を共有し合い、成長していけるコミュニティを目指しています。

記事内で出てくる「猫爺(ねこじい)」は、私のもう一つのキャラクタとなります。
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